2011年6月7日火曜日

プチ 祝勝会


やっぱりジンギスカンで祝勝会

6日の夕方からごくごく内輪だけの祝勝会に参加させていただきました。
2年ぶりの優勝に喜びながらも現在の力のままでは全国では通用しないことは承知済み。
しかし、この震災を乗り越えた、今回の優勝は大きく価値のあるものと思う。

それは、遠野市が被災地の後方支援をしており、いつも練習に使っていた市民サッカー場などグランド5面が全く使えなかったため、練習場所は遠高校庭を他の部活と一緒に使うのみ。当然、部員の多くは走り中心で基礎体力作り。当然フォーメーションなどのチームとしての戦術作りがあまり行えず、単純明快なシンプルサッカーとなっていたのは今できる最善なのもいたしかたなし。
サッカー場B面が5月の連休明けから使えるようになったものの少年団、中学校、そして遠高と週2日づつの練習スケジュールを割り振りしてのチーム作り。そして89人の部員の内、沿岸出身の17人は自宅が全壊するなど被災した。
遠征が中止となった春休みは、野球部員と共にボランティアを行った。そんな部員達の優勝を今は心から誉めてあげたい。
 さて、昨日の試合はと言うと実は今年初めて見たが中盤を省いた超速攻型、バックラインから一気にFwに行く場面が多くなかなか中盤で球を回さない。回せないのではなく回さないのだ。前半10分川原がGKとの1対1のビッグチャンスを決めていればまた違ったのかもしれないが遠野のボールは広いピッチをボールが縦にしか動かないのだから早いうちからのボール支配率は不来方の方が高いのは当然か。しっかり守って奪ったらいかに速く相手ゴールに迫るかという作戦。危ない場面も2度ほどあったが不来方のミスにも助けられ0-0で後半へ、キックオフから左サイド崩しチャンスを作るもセンターリングにセンス無し。後半14分満を持してスーパー1年生本間を投入、すぐに左サイドでチャンスを作り泉澤がシュート、惜しくもわずかに左に外れた。その後もセンスの良い気の利いたプレーを連続して見せた。絶妙の右足アウトのトラップなど見ているものを魅了した。本間が入ったことでミドルパスも繋ぐようになりボールが収まるようになった。そして後半29分ロングボールに本間が反応 一瞬早く相手の前に出たその後不来方のDF2人に挟まれながらも伸ばした右足でボールを触りゴール!  選手・ベンチ・スタンドともガッツポーズをしながら絶叫!そして時計を見た残りは5分 不来方もボールをゴール前に入れてくるが遠野がはね返す、そのボールを拾い途中出場の中野へ 飛び出してきたGKを左にかわしたところをトリップされGKが一発退場、この後非常に珍しい守備を見た。不来方守備陣はゴール前20Mの壁を3人にしその横に1人とGKの5人で守ろうというのだ(前線に6人残した)遠高もこれに面食らいながらも冷静に左サイドのコーナーにボールを運びキープ。(私的には4・5人でゴールを奪いに行っても良かったかとも)ロスタイム表示がないため目安がなく遅い終了の笛を待つ遠高サイド。40分過ぎ待ちどうしかった終了の笛、25度目の優勝が決まった。
父母会長が勝利の雄たけびを何度も上げた。そして選手とともに万歳を7度やった。みんなも嬉しかったが会長にはもっと思うところがあったのだろう。
秋田インターハイまで約2カ月 まだまだグランドが思うように使えないが出来る範囲で努力しよう。
次は今週末から始まる全日本少年サッカー大会で県2連覇を目指すヴァレンテとおのだ。

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